なるべく少なく

公園の木
夕暮れの街灯に照らされる。

昔ブラックジャックという漫画で鍼師が登場したことがある。
詳しくは忘れてしまったがその鍼師は悪いところを的確に見つけたった一本鍼を打っただけで治して去って行くという内容だったと思う。
鍼を一本打っただけで治る。
それが鍼の理想型だと思う。
私もそれを目指している。
患者さんは鍼をたくさん打ってもらうためじゃなく治してもらいに来ているので治療はなるべく少ない刺鍼で行うべきだと思うのだ。
鍼を刺すという身体に負担のかかることは少ない方が良いしそれで治るならそれに越したことはない。
今現在はまだ一本だけというわけではないが開業したての頃より確実に刺鍼の本数は減ってきている。
そして本数は減らしたが効果は開業当時より増しているという自負はある。
ですので当院ではたくさんは鍼を打ちません。