鍼の一例

西洋医学は大きな病気も治すことができるとても大きな学問です。
東洋医学も負けてはいません。
中医学では鍼治療や漢方処方などにより医療の中で大きな役割を担っています。
手術などの手段は持っていませんが鍼だけでも色々な症状に対応できます。
私の体験した一例を。
その方は50代の男の方でした。
食事をすると大量の汗をかき食べている茶碗にしたたり落ちるというのです。
症状は7年前から始まり、大学病院など大きな病院を幾つも受診しましたが原因は分からず症状も良くならないとのことでした。
でも症状は本人にとっては辛い物で何とかしたいと藁をもつかむ気持ちで鍼治療を受けに来たというのです。
1回目の鍼治療をして様子を見てもらったところ2回目の治療の時にはかなり改善したとのお話しでした。
更に3回ほど鍼治療をしたところ症状は殆ど無くなり5回ほどで終了となりました。
今まで7年間も治療をして改善しなかった症状が数回の鍼治療で軽快することに驚きを隠せませんでした。
鍼だけがよく効くだけではありません。
西洋医学が必要な場合ももちろん多いです。
更に西洋医学と東洋医学が補完し合えばもっと患者さんに貢献できると思います。
多くの方に西洋医学だけではなく東洋医学も治療を受けるときの選択肢に入れてもらえるようになればいいですね。